ゴジラの皮膚の形状にも色々ありまして…

私はやっぱり古い昭和のゴジラファンです。

ゴジラの皮膚は、やっぱりウレタンをちぎって貼り付けたあのゴツゴツ感がお好みです。

あなたは、どうですか?

型抜きの最近のゴジラの皮膚のほうがいいと思いますか?

ゴジラの皮膚は型抜きよりもウレタン直付けが好きだ!

昭和のゴジラの皮膚の形状(ヒダヒダ)は『ゴジラ』『ゴジラの逆襲』までと『キングコング対ゴジラ』ではちょっと形状が違います。  

最初の2作では、皮膚のヒダは綿にゴムを染み込ませて、それを体に貼り付けていたという話やゴムを練ったものでヒダを作ったという話があります。  

『キングコング対ゴジラ』以降のゴジラではウレタンをちぎっては貼りを繰り返して造られているということです。  

私が何かの本で読んだ記憶だと、マットレスをちぎって貼り付けていたはずなのですが、(怪しい記憶です)マットレス=ウレタンフォームということでしょうか。  

東宝特撮映画全史の中で見た写真で、着ぐるみの製作過程でこの表皮にスプレーガンで塗装しているのが載っていたはずなのですが、もしかしたら、マットレスを貼り付けた後に、表面に ラテックスを塗らずに塗料を吹き付けて、塗装していたのでしょうか。  

もしそうなら、あのカラー映画になってからの昭和ゴジラの、岩石のような、ちょっと艶消しな感じはウレタンフォームの気泡が生み出したのかも。  

でも、水をすったらとんでも無く重くなりそうですね。やっぱラテックスでコーティングしていたのでしょうか。

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昭和ゴジラの皮膚の色

ライティングによって、黒やグレー、ダークブルー、緑色、たまに焦げ茶色っぽく見える時もあります。あの岩石感のあるボディー、とチョット雑な感じが、私は昭和ゴジラの魅力のひとつだと思います。

皆さんはどう感じますか。   子供のころ駄菓子屋で買ったカードのイメージだとゴジラが緑色なんですよ。印刷不良なのか分かりませんが、嘘くさい色だったんです。  

皮膚のヒダまで型抜きで作る平成ゴジラ

平成版のゴジラスーツは表面のヒダヒダも頭部も型抜き成形で造られています。

皮膚は、昭和ゴジラよりもきめ細かく感じられます。  

しかし、型抜き成形だと、複製を幾つも作る事が出来るのが利点ですが、頭部にしても皮膚のテクスチャにしても、溝が浅い感じがするのですよ。  

要は、ソフトビニール人形やガレージキットと同じような作り方とでも言いましょうか。

複製を作れる利点と引き換えに、あの岩石感が失われてしまった感じがします。  

そして平成ゴジラの表皮の色は、イメージですが、いつ見ても、ゴムゴムしくて真っ黒くろすけなのです。  

そして、岩石というより軽くテカっているのです。  

『平成ゴジラクロニクル』によると、ゴジラが汚れるとその度に黒く塗り直していたという事で、皮膚の色にグラデーションをつけても、最後は黒になっていたそうです。

その皮膚はゴジラじゃない。ハリウッド版ゴジラ

『GODZILLA』にしても『GODZILLA ゴジラ』にしても、元祖ゴジラの表皮の形状を採用しませんでした。  

私は言いたい。  

「ゴジラを名乗らせるなら表皮形状だけは受け継いでくれよ!他の部分は目をつぶるから…」

ハリウッド版ゴジラシリーズとでも言うべき次回ハリウッド版では、モスラ、ラドン、キングギドラの登場が、噂されています。

しかし、たとえ東宝版とその姿がかけ離れていて、「うぅっ」となってもぐっと堪えましょう。

キングギドラの首が最初は1本で亀みたいに他の2本が飛び出してきたら、どうします⁉︎

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