ゴジラ対メカゴジラは宇宙戦艦ヤマトのアイディアをパクったのか

『宇宙戦艦ヤマト』と『ゴジラ対メカゴジラ』どちらも昭和の名作ですが、どちらも私が小学低学年頃の作品です。

時期が一緒だったはず。

そしてこの2作品、似たようなシーンがあります。

ゴジラの表皮が剥がれてメカゴジラが姿を表す名シーン

2匹のゴジラが対峙し、闘いの中、片方のゴジラの肩口からシルバーに輝く金属が現れる!

そして、輝く炎に包まれると、煤けることもなくピッカピカのメカゴジラが姿を表す

ズンッチャッ ズン チャラッチャラ!

佐藤勝の軽快かつ重量感溢れる(変な表現すいません)音楽が流れる!

『ゴジラ対メカゴジラ』の名シーンですね。

表面が剥がれ落ちて本物が登場、これは『ヤマト』と似てないか?

遠いようで近い、似た様な名シーンがあります。

そうです!

『宇宙戦艦ヤマト』の初登場シーンです。

第二次世界対大戦時に沈んだ戦艦大和の残骸が崩れ落ちると、その中から宇宙戦艦ヤマトが現れる!

戦艦大和の艦橋の形からして、大和の残骸の内側に『ヤマト』を作り込む事は不可能に近いと思うのですが…

あ、あれは、本当は、残骸の真下で建造していたのかもしれないですね。

中から本物シーン、どちらが先?

『宇宙戦艦ヤマト』と『ゴジラ対メカゴジラ』。

これ、どちらも同じころに放送、封切りしていたはずなんですよ。

私が小学2年生の時だったはず。

私は『ヤマト』よりも裏番組の『猿の軍団』が見たかったのですが3つ上の兄の権力には逆らえず…。

クラスの友達は皆『猿の軍団』を見て猿の軍団のテーマ曲を口ずさんでいましたが、私はひとり追ていけず。

そんな時期を同じく、駄菓子屋でカードを引くと、よく『ゴジラ対メカゴジラ』のカードが入っていました。

この「中から登場パターン」どちらが先だろう?もしかしたら、どちらかが、アイディアをパクった?いや失礼、アイディアを参考にした?と思い、放映と封切りの時期を調べてみました。

ゴジラ対メカゴジラ

『ゴジラ対メカゴジラ』(ゴジラたいメカゴジラ)は1974年(昭和49年)3月21日に「東宝チャンピオンまつり」の一編として、東宝の製作・配給のもと東宝映像が制作し、公開された日本の特撮映画。「ゴジラシリーズ」の第14作。カラー、シネマスコープ。上映時間は84分。観客動員数は133万人。ウィキペディア

宇宙戦艦ヤマト

1974年8月に読売テレビに売り込むためのパイロットフィルムが制作された。初回放送日: 1974年10月6日 ウィキペディア

ということで、『ゴジラ対メカゴジラ』が世に出たのが『ヤマト』よりも半年ほど先という事が分かりました。

『宇宙戦艦ヤマト』の、あの戦艦大和が崩れ落ちて中からヤマトが現れるというプロットは誰が出したアイディアだったのでしょう?西崎義展プロデューサー?それとも松本零士氏?

ここからは、私の完全なる邪推です。

『ヤマト』の登場シーンのアイディアを考えあぐねていた〇〇氏、チョット、久しぶりにゴジラ映画でも見てみるか…。

で、偽ゴジラに肩口から金属がチラリ!〇〇氏「ん?! ん〜」「いいね、いいね、ん〜、使える!このアイディア!」

と、なったかは誰もわかりません。

恐らく、違うでしょう。

でも似た様なアイディアがほぼ同時期に僅かな時間のずれで出てくることってあるんですよ。

『オール怪獣大進撃』のミニラと少年の関係が、ほぼ同時期に連載開始された『ドラえもん』のドラえもんとのび太の間柄に似ていたりと。

今回は、ある似ているワンシーンから無理矢理2つの作品を関係付けて語って見ましたが流石に無理があった感は否めませんでした。

しかし、こういった邪推もファンとしては楽しいものです。あくまで邪推です。作者の方々ごめんなさい。

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