工具のアンギラは、 どのアンギラスを見て名付けられたのだろう?

『アンギラ』という工具をしっていますか?

正式名称は「ウォーターポンププライヤー」です。

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いったい誰が名付けた?

『アンギラ』(ウォーターポンププライヤー)は、形がアンギラスの口に似ているところから名付けられたという逸話があります。

本当でしょうか?

想像するに、昭和の建築現場でのとある日、

親方が、新米の弟子に言う。

「おい、ウォーターポンププライヤーとってくれや!」

弟子「ん?ウォータンピンポライヤー?」

親方「あぁ?それ!それだよ」

弟子「んん?どれですか?親方。」

親方「バカっ、そこのそれだっ!アンギラスみたいなやつだっ!」

弟子「アンギラス?あ、これか!親方、はい!アンギラスどうぞ」

それから数日

親方「おい!アンギラ取ってくれ!」

弟子「はい、アンギラです!」

こんなやりとりが、昭和の中頃、どこかの建築現場でされていたに違いありません。

こんなやりとりが行われたのは、確実に『ゴジラの逆襲』が封切られた昭和30年より後ということになります。

だって、アンギラスが私たちの前に現れたのは昭和30年になるのですから。

「アンギラ」と名付けた親方は、怪獣映画が好きだったのでしょうか?

と、思ったのもつかの間、工具の「アンギラス」は(株)ロブテックス製のウォーターポンププライヤーの登録商標でした。

『アンギラス』は登録商標

しかし、(株)ロブテックスの社員の誰かが、上の仮設の親方のように、ウォーターポンププライヤーを見てアンギラスをイメージして名付けたのは事実でしょう。

では、商標登録したのはいつなのでしょう?

この時期によって、何代目のアンギラスを見て名付けたかがわかるはずです。

株式会社ロブテックスのホームページの会社概要を見て見ます。

創業 1888年(明治21年) 、設立 1923年(大正12年)ですから、

初代アンギラスが登場する前にすでに存在した会社です。

ってことは、初代アンギラスを見て名付けたのか?

あのまっ暗でぼやけた映像を見て???

株式会社ロブテックスの本社所在地は大阪です。

『ゴジラの逆襲』の舞台も大阪!

やっぱり初代アンギラスか!

会社沿革を見てもアンギラについて書いていない。

登録商標検索サイトで調べようとしたら、なんだよ!サイトが休止中やないかい!

あなたはどう思います?

顎が下に反っているのは2代目アンギラスですぞ!

2代目アンギラスをの印象でつけられた名称だとしたら、『怪獣総進撃』1968年(昭和43年)8月1日封切りの後に登録商標されたと思っていいでしょう。

Anguillaは、うなぎ?!

Anguilla(アンギラ)とはフランス語でうなぎです。

ウォーターポンププライヤーの長い柄がうなぎっぽいから『アンギラ』なのか?

実はそうなのか?

でも(株)ロブテックスでは『アンギラス』の「ス」をあえてつけているところをみると、やはりネーミングのもとは、怪獣のほうのアンギラスでしょう。

それにしても、東宝さんは『アンギラス』を商標登録しなかったのでしょうかねぇ?

※アンギラス商標の問題と似たような問題が、建築方法の特許取得についても 起こっています。

アンギラス工法はあの怪獣と関係あるのか?

おわりに

『怪獣総進撃』のクライマックスの見せ場は、まさにアンギラスが作っていたと言っていいでしょう。

キングギドラの首に食らいつき、飛び上がるキングギドラに上空まで吊り下げられるアンギラス!

(まさに、ウォーターポンププライヤーのようにがっつり噛みついています。)

アンギラスはそのまま上空から落下し地面に叩きつけられる!

その勢いで土砂が崩れ、キラーク星人の基地が現れる!

その基地に向かって、ゴジラが殴り込みをかける!

素晴らしい展開です。お見事です。

ちなみに(株)ロブテックスのロブスターのマークは、

まるで「エビラ」そっくりでした。

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