せっかく作った、オリジナルの粘土造形ゴジラ。(80年代の写真です。)
東宝特撮のマット画の凄さに憧れて、私もスケッチブックに色鉛筆で「雲の流れる青空」と、東宝特撮名物、「遠くに見える山並み」を描いてみました。
粘土造形ジオラマで特技監督体験
部屋の押入れの中を整理していたら、30年前の写真が出てきました。
自作のゴジラの粘土造形でジオラマ遊びをした時の写真です。
ちょうど84ゴジラが封切られる前後の時期です。
ホビージャパンの怪獣造形の記事、海洋堂の冊子『アートプラ』を読んで、私も怪獣熱が上がり、見よう見まねで怪獣造形を楽しんでいました。
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特撮現場に憧れて
自分の怪獣熱が高まり、『東宝特撮映画全史』や『円谷英二映像の世界』などの特撮関係の本などを集めだしました。
特撮現場の写真がたくさん載っている、そして解説されているそれらの本を読んでいると、いつしか特撮の現場で自分も仕事してみたいなんて思ったものです。
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しかし、樋口真嗣氏のような行動力も能力も全く持ち合わせておらず、お家でジオラマなどを造って遊ぶくらいの普通の怪獣好きで、こんなことして遊んだ記憶さえ無くなっていました。
久しぶりに見た写真にちょっと感動。
スケッチブックがホリゾントの代わり
子供の頃は怪獣映画の背景の『空』は、実際の空なのだと思っていました。しかしそれが特撮の関連本の写真を見たところ、通称『ホリゾント』と呼ばれるマットアートだと知りました。
東宝本の写真にはホリゾントは、ある程度の高さまでしかなく、天井には照明機具やら木のやぐらなどが写っていて、それがまた、裏を覗いてしまったような別の感動がありましたよね。『怪獣総進撃』の富士山の背景は感動ものですですよね。
で、私の『ホリゾント』はスケッチブックですwww なかなかいいでしょ?
円谷特撮現場のエッセンスを集めたジオラマ完成???
当時、SF映画雑誌『スターログ』に円谷特撮を褒め称える記事が載っていて、『三大怪獣地球最大の決戦』で横浜を歩くゴジラのシーン。
道路に並ぶアーク灯は、手前のアーク灯を大きく、遠くのアークを小さく作り、遠近感を誇張するという技法の記事が載っていました。
ワンカットを撮るだけのためのセットなのだとか。
どうです!取り入れましたよ!その技法www(爆)
茅葺屋根のミニチュアを画面の手前に置く。
これは『モスゴジ』の倉田浜干拓地の出現シーンへのオマージュです。(本来は船です)
これも手前に大き目のミニチュアを置いて遠近感を出す技なのだwww(涙)
30年前の自分にツッコミを入れてみる!
なんで初代ゴジラが緑色やねん!
これは、昭和の駄菓子屋のゴジラカードのイメージなのです。
なんで初代ゴジラが昼に出てくんねん!
私は、チャンピオンまつり世代です!(キリッ)
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おい! 沖の船が浮いてないか⁉︎
すいません。ただ置いてみただけです。この船自分で木を削って作ったんです!
おい!空しか写っとらんやないか‼︎
30年前ですよこれ。撮ったカメラは40年前の2眼カメラですよ。
寄れば寄るほどファインダーのフレームに映る絵とプリントされた写真の位置がズレるんですよ⁉︎
よく撮れてるほうですよこれ。
※粘土造形単体の写真は2015年正月に撮ったものです。