映画フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴンに登場するフランケンシュタインは、ドイツからUボートで運ばれてきたフランケンシュタインの心臓が原爆の放射能を浴びて、さらに変異を起こし、成長が早まって巨大化したと、私は解釈したのですが、これでよかったでしょうか。そして気になるのフランケンシュタインの服装です。
ネイチャーチルドレンの頃のフランケンシュタインの生活は?
今まで、気にもならずに観ていたのですが、そう言えば、浮◯児だった頃のフランケンシュタインって、ちゃんと服を着ているよな…。
そこは突っ込むなよと言われてしまいそうですが、この映画が面白いからこそ、細部にこだわって観ていきましょう。
フランケンシュタイン君は、赤ん坊の頃、もしかしたら誰かに拾われて育てられた経験があるのかも知れませんね。服を着るというカルチャーが身に付いているところを見ると。誰かと暮らしていた時に、服を着ることを覚えたに違いない。
放射線医学研究所を逃げ出すフランケン君を見て思ったことは、洋服がワイシャツ風でも、まったく違和感がないこと。これが不思議です。
でも、戸上先生は、どんどん大きくなるフランケン君の新しい洋服を発注する時に、ティーシャツとか、運動着とかいう発想はなかったのかと…。
戸上先生は、あの年代で女性博士だから、相当いいとこのお嬢様なのでしょうね。ゆえに、フランケンシュタイン君にもパリッとした襟付きのシャツを着せたかったってことで、これでいいのです。
フランケンシュタインは裁縫上手?
物語りは中盤から後半へ。石切り場から逃げた時のフランケンシュタインの服装は、まだシャツを着ていましたが、日本アルプスでヘリコプターから落とされた食糧を拾っていた時は、「マンガの原始人」スタイルの毛皮の衣装です。
これは、隠されたストーリーとしてこうです。↓
説1)
戸上博士:
「坊やは服も、もうボロボロです。日本アルプスじゃ、あの格好じゃ寒いから毛皮の服も、食糧と一緒に投下してあげましょう。
ボーエン博士:「それはそうだ!」
数日後、
戸上博士:
「ボーエン博士、坊やが、切れるだけの毛皮が集まりませんの!」
ボーエン博士:
「せめて、下半身だけでも隠れるようなデザインの服、そうだ!原始人の服!あのデザインで作りましょう!」
戸上博士:
「アメリカ人のユーモアが分かるには、時間がかかりますわwww」
という会話をしたかどうかは誰も分かりません。
説2)
フランケンシュタインが自分で作ったのだ〜!
白根から日本アルプスに渡る間、食糧としてイノシシや熊や馬を捕まえる度に、彼は毛皮だけを取っておいたのです。(いったい何百匹分なんだ‼︎)
そして、せっせせっせと夜な夜な縫いましたよ。作りましたよ。毛皮パンツのアニマル浜口スタイル‼︎
ないな! これはない!
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ポスターは違う衣装だぞ!
この写真は30年ほど前に購入した『フランケンシュタイン対地底怪獣』のドラマ音声2枚組LPレコードの付録のポスターです。(正しくは、30年前にポスターを撮影した写真を、最近スマホで撮影したもの)
このポスターのフランケンシュタインは実際の映画の服装と違い、ずいぶんと毛皮の部分が多いです。
これはどうしてでしょう?いろいろと都合があったのでしょう、…たぶん。
こんなでかい毛皮ないだろう!フランケンシュタインは20メートルやぞ!!