永遠に死なない心臓から生まれた少年をめぐる物語。
それは心臓再生医療の未来を予測した画期的なプロットから生まれた!
「培養液が一滴も…」水野久美演じる戸上季子博士が残念な発見をする。
あのシーンで、フランケンシュタインの細胞は栄養分が無ければ生きてゆけない事が分かりました。(永久に死なないはずなのになぜ?)
ちぎれた手が生き続けていたらもう一人のフランケンシュタインが…
『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』が『フランケンシュタイン対地底怪獣』の続編だとすれば、あの動かなくなったフランケンシュタインの手は、あのまま栄養分を補給し続けていたなら、やがて腕が生えて胴体や頭が形作られ、もう1人のフランケンシュタイン(ぼうや〜)が生まれていたのかもしれないと考えると、また別のストーリーができそうです。
それに、手がちぎれた時点で、フランケンシュタインはかなり巨大化していましたから、あのちぎれた手から、培養液の中で生まれてくる新フランケンシュタインは巨大化した、すでに高校生位の外見で巨大な姿で誕生するのですから、見守る科学者達もおったまげたでしょう。
ところで、「手」から始まり、人間(フランケンシュタイン)の姿になるまで、どのような順番になるのでしょうね?
頭部はどういう状態で再生していくのでしょう?
手から始まり胸が造られ次が頭だったら、頭(脳)が出来上がった辺りで「オレ、生まれてるで〜」と気づくわけですよ。
本人は培養液の中で、まだ足が出来上がっていない状態で…。
あのちぎれた手が生き延びていたら…そんなスピンオフストーリーを想像してしまいました。
IPS細胞を未来予測した設定の映画
もしかしたら、ちぎれた手から腕や胴体が生えていくのではなく、IPS細胞の如く、あのちぎれた手が、手になるのではなく体の中心となって人間の形に変形していくのかもしれません。
ガイラはサンダのちぎれた皮膚細胞からあの形になったのだから、やっぱり皮膚の細胞が他の部位の細胞に変異してガイラになっていったのでしょう。
まさに、この二本の映画は、IPS細胞存在を予測したような時代を先取りした映画だったのですね。
フランケンシュタインの心臓はどのようにして少年になった?
広島衛戍病院に運ばれたフランケンシュタインの心臓は培養液に浸けられた状態で原爆の放射線を浴びました。
心臓がなんらかの刺激を受けたのでしょうが、どのような過程を経て浮浪児になったのか?
心臓の細胞が劇的に分裂を繰り返し、焼け跡の瓦礫の下からむくむくと少年が出てくる。なんていうシーンを想像してしまいます。
『サンダ対ガイラ』の続編は?
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』の劇中、彼らの細胞が飛び散っただろうなと思うシーンが随分と出てきます。
川、湖、街中などなど。
『サンダ対ガイラ』の続編ではいろんなフランケンシュタインが現れるかも。
ガイラの分身、ガワラ(川のフランケン)、レイラ(湖のフランケンシュタイン)、ガイラ(街のフランケンシュタイン)同名かい‼︎
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フランケンシュタインの抜けた歯
フランケンの抜けた前歯はどこへ行ったのでしょう?
不死身のフランケンシュタインの歯が簡単に抜けてしまうなんて。
歯から生まれたフランケンシュタイン『ハイラ』なんちって。