直立二足歩行する爬虫類って、一昔前に「エリマキトカゲ」ってのがブームになりましたけど、普段から直立二足歩行で生きている爬虫類は思いつきません。 もしも、直立二足歩行の爬虫類がいたとしたら、いつかそいつは、進化して怪獣になっていくかもしれませんね。
二足歩行の恐竜は、現在の研究で水平の姿勢だとされています。
いきなりですが、ゴジラはやっぱり怪獣だ。読んで字のごとく“あやしいけもの”なのだと。
自分が幼い頃、いや、ついこの間まで、ティラノサウルスを始めとする肉食恐竜は、ゴジラのように軽く前傾して、立った姿勢の二足歩行で歩いてると思われていましたよね。
子供の頃に見た図鑑や博物館の化石標本、映画の中でも怪獣さんと同じように尻尾で地面を叩くような形で立っていました。
幼い頃に見た恐竜図鑑と違う!
しかし、アレアレどうした?
いつの頃からか巷では、頭と尻尾が水平に近い、どちらかというと、鳥さんに近い「これから俺らは進化していつの日か鳥さんになるんやで!」というようなスタイルに変わっているではないですか‼︎
『ジュラシックパーク』でもそうでした。学術的に研究が進んで変わってしまったんですね。体に羽が生えていたなんて話も…。
ティラノサウルスはゴロザウルスの立ち方だろ!
こうなると、ゴジラさんをはじめとするジャパニーズ怪獣軍団の立ち場はどうなんのよ。ゴロザウルスにいさんの立場は!! って事になりますが 。
ゴロザウルスは怪獣というよりは恐竜の生き残りだと思われます。ゴロザウルスは、当時の恐竜の価値観ではありだったのです。
しかし、『ジュラシックパーク』を見せられてしまうと…。
円谷プロが海外で作った『 恐竜百万年』なんか、すごく迫力ある特撮だったのに、今ではみんな嘘くさいってことに(恐竜がみんな直立)
恐竜っていうくくりだと、嘘くさくなってしまいますが、ジャパニーズモンスター『怪獣』なら許されるのです。
いいんです。彼らは“怪獣”なんです。“あやしいけもの”なんです。
何でだろう。受け入れられるのです。あの立ち姿を。
本来、人と猿以外は、ほとんど踵を上げて歩いていますよね。
でも怪獣さんは、踵べったりでいいんです。
なぜなら彼らは“怪獣”なのだから。中に人が入れるように、そうなっているのではありません。
体重が重過ぎて、踵を上げない歩き方に進化したのです。そうですよね、皆さん…。
関連記事
●怪獣の卵はなぜかやけにデカイ
●四つ足怪獣バンザイ!!
●ゴジラの脚について考えてみる。