ゴジラvsコングを観てきました。
幸いにも公開初日が休みの日に重なったので、午前8時20分開演での観覧です。
新作ゴジラ映画は、観終わったあと、資料に目を通さないで感想を書くことにしています。
したがって、この感想記事は、大きな勘違いをかなり含んでいる可能性があります。
コイツなんにも分かってない!と、笑うための記事になっております。
前作出演していた少女がハイスクールガールに!
前作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に続いてマディソンが活躍します。
マディソンは、前作で怪獣コントロール装置を持ち出す少女でした。
あれ?、前作の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』から実際、何年たっているのでしょう?
マディソンが、高校生に成長しています。
活躍するマディソンを見ていると、『ビバリーヒルズ高校白書』のような雰囲気を感じてしまいました。
ゴジラ映画っぽくない空気感です。
高校生が車を運転するあたりが、アメリカだなぁという。(勝手に高校生と決めつけている私)
コングは意外に素直な奴
劇中を通して、コングは暴れん坊ではなく、意外にも素直なキャラだと感じました。
麻酔されてるとはいえ、あまり危険もなく、船に乗せられて輸送されていきます。
途中で船の上からマグロ?手ですくって食ったりして…。
マグロ食ってるヤツはダメなはずだが…
コングとゴジラの水中戦
南極へ輸送中のコングをゴジラが急襲する!
ゴジラとコングのスラップ合戦が熱い!元気があれば何でもできる!元気ですかー!
そして、ゴジラとコングの水中戦が繰り広げられます。
昭和の『キングコング対ゴジラ』のラスト、海中に落ちた後の数分はこんな感じだったのかなあ。
小栗旬、もっといい役どころかと思ったら
前作で亡くなった芹沢博士の息子として登場したセリザワ(小栗旬)ですが、彼について、なぜヒール側のエイペックス側にいるのかなど、
彼についての説明が何もない。
父を殺された恨みが、ゴジラを倒すサイドにセリザワを立たせた。
ということなのでしょうけど。
カットされたのでしょうか?
せっかく、お家元の日本からの出演なのに扱いが悪い(怒)
白目むかされたりして。(怒×怒)
小栗旬の心の声
「騙したな!日本のスターをこんな役に使いやがって!」
私の妄想です。
買い取られたキングギドラの頭の使い道が判明
前回の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のラストで買い取られたギドラの頭の使い道が今回判明しました。
この記事は、観た人限定をうたっていますので、構わず書きますが、
メカゴジラを操るための生的回路として使われます。DNAがなんちゃら…とか。
それを、ゴジラへの恨みを持つセリザワが合わさってメカゴジラが操縦される。はずが…。
私の想像した展開はこうだった
私は、こう想像していました。
キングギドラのDNAは、なんらかの方法で、コングに注入される。
すると
『髑髏嶋〜』の時はサイズが小さかったコングが、ゴジラに負けないサイズまで大きくなり『キングコング』になる。
コングを「キングコング」と呼ばないのはいつかブローアップして「キングコング」になるんだと!
全然、違いましたね。
アメリカ人的メカゴジラはこうなのか
ゴジラvsコングなんだけど、本当の敵はメカゴジラってことでした。
で、メカゴジラのデザイン。
カッコいい。確かにカッコいい。
でも、なんだか
トイザらス感が凄いぞこれ!
スピルバーグの『レディ・プレイヤー1』のメカゴジラもこんなデザインでしたよね。
トイザらス感。
これに尽きます。
日本人のデザインとはやはり違う気がします。
メカゴジラの肉弾戦という意味では凄かった!
着ぐるみでは肉弾戦すると着ぐるみが壊れちゃうからできないような絵が次々と出てきます。
南極から地底空洞へ!
コングは結局、船ではなく空に吊られて南極へ。
この、コングが空を吊られるというシークエンスは、『キングコング対ゴジラ』『キングコングの逆襲』でもありました。
今回ではバルーンではなく、ヘリコプターだけで吊られるという『キングコングの逆襲』の…オマージュ?
…ではないよなぁ。
舞台が、南極というのも『キングコングの逆襲』ぽい。
地下空洞にエネルギー源があるっていうのも、アイディアが近いぞ。
地下空洞への落下突入シーンどこかで見たような。これもオマージュ?
『ゴジラvsコング』は、モンスターバースとしてそれぞれの映画が同じ世界の中で繋がっているはずなのですが、
ゴジラの登場する3本の映画では、同じ世界線にあった物語としては、
ずいぶんと荒唐無稽さが増してきましたぞと!
1本目『GODZILLA』の世界観では考えられなかった、まるで未来の乗り物「ヒーブ」(でしたっけ)が登場!
そのヒーブが未知の世界の地底空洞に向かって落下突入して行きます。
落下の途中で重力が反転し、おしつぶされる恐怖と闘いながら、地下空洞へついに到達!
この、トンネルをヒーブが重力と戦いながら急速落下していくシーン、
どこかで見たような、ていうか、そっくりじゃないか?
そう、
これ、『インターステラー』で、
主人公の宇宙艇が、ブラックホール「ガルガンチュア」の中に突入して行くシーンにそっくりじゃないですか?
(オマージュでしょうか?)
今回の監督さんは、『インターステラー』にもインスパイアされているのかなと感じました。
※『インターステラー』は、Amazonプライムビデオで視聴できます。
コングは昔、ゴジラを倒していた?
コングは地下空洞の「コング王国」みたいな場所で、「ゴジラの背ビレ付き斧」を発見します。
ふっと気を抜いていて確認できなかったのですが、
あの背ビレ斧って、ゴジラっぽい頭の骨に突き刺さっていませんでしたっけ?
気のせい?
とするなら、コングは大昔ゴジラに勝っていた?
結局、地下空洞には、コングの仲間がいないのがちょっと切ない。
やはり主役はコング
『ゴジラvsコング』を観て、ハリウッド映画だからというわけでもないですが、コングの目から見た世界という感じです。
東宝は、ゴジラのキャラ設定に、感情表現をしないように注文していたということなのですが、
そうなると、感情表現どころか手話までできるコングにいろいろやってもらう。
主役的な役回りになっていますね。
後期の寅さん映画みたいに。
寅さんの甥っ子を主役にしてストーリーを作る。そんな感じです。
そして、最後にゴジラを助けるような形でコングがメカゴジラを倒すというラスト。
ちょっと力量的の劣るキャラが強い相手を倒すのがやはり感情移入しやすいわけで。
舞台が香港のわけは、やっぱり
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の感想の時も書いたのですが、
今作もまた、中国資本の影響が大きいのかとうがった見方をしてしまいます。
格闘の舞台が無理矢理、香港になっている意味は。
香港がぶっ壊される意味は…。
考えすぎでしょうかね。
前回の、チャン・チーが出演したり、モスラが中国で誕生したりと、そして今回も。
チャイニーズ・マネー恐るべし。
『ゴジラvsデストロイア』リスペクトだと思いたい私です。
少女が最後に叫ぶのはベタですか?
「愛していると言ってくれ」というドラマがあったじゃないですか。
声を出すことのできない役のトヨエツが、最終回で叫ぶという。
ゴジラvsコングの最初の場面を見て、登場する声を出せない少女は、
たぶん、物語のクライマックスで、コングが瀕死の状態になった時、思いが最高潮に達して、ついに
「コング、立って〜!!!」
と、ついに声を上げる!
と予想しましたが、
これも予想が外れました。
私の想像、ベタすぎますか?
ゴジラの熱線が、ますます強力に!
『GODZILLA』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』と作品を増すごとに、ゴジラの熱線が強力になってきました。
ムートーを倒していた熱線は、ヒョロヒョロ炎でしたよね。
そして『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも増して、今回に熱線は、ファイナルウォーズゴジラとシンゴジラ並みにパワーを増しています!
シンゴジラの熱線にも影響を受けているでしょうか、熱線がビルを撫で斬りするとか、「これシンゴジラじゃん」というシーンもありました。
そして、地面に向けて熱線を発射すると、地下数百キロ?の地底空洞まで、トンネルを掘っちゃう威力!!!
大気圏外の妖星ゴラスまで、熱線をぶっ放すファイルウォーズゴジラとどっちが威力ある?!
ふと思ったのですが、シンゴジラでは地面に熱線をぶっ放して、地面が掘られなかったのはどうしてだろう。
もう、ミニチュア特撮に出番はないのか
CGによる怪獣のバトルは凄い。
もうこれは、ミニチュアセットとスーツメーションでは表現しきれない世界です。
私が古い人間なのでしょう。
カメラが固定されていて、被写体がその絵の中を動くような昭和の特撮やアニメに慣れている私のような人間は、
怪獣達と一緒に、カメラもグングン動き回る画面は、絵がリアルでも、世界がリアルではなくファンタジーです。
CGの時代になっても、東宝の映画とは違いを感じました。
『シンゴジラ』のほうが実際の目線(ニュース映像風)の絵で、リアルに感じました。
ラストのゴジラはあれのオマージュ?
ラストシーンの、海へ帰るゴジラのシーン。
メカゴジラを倒すのはコングに譲りましたが、最後はコングと争うことなく海へ帰って行きました。
甥っ子に主役を譲った寅さんが、また旅に出る。
この哀愁あるシーンは、何かに似ている。
あなたもそう思いませんか?
そう、『メカゴジラの逆襲』のラストシーンです。
このシーン、オマージュでしょうか。
『ゴジラvsコング』
面白かった。
コング、よく頑張った。
コングが可愛く見えた。
ゴジラの貫禄。親戚の叔父さん感。
以上です。
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