平成のゴジラ映画は、最後のテロップが終わった後、むくむくとゴジラがまた起き上がったり、「お、次があるんだな?」的なシーンがあったりするのですが、昭和のゴジラ映画は『終』の文字が表れて、まさに終わります。
しかし、この状態で終わっていいのか?
って終わり方もありますよね。
海岸でゴジラとラドンが佇んでいたり…。
『三代怪獣地球最大の決戦』と『怪獣大戦争』は繋がりがある?
あるような、ないような。いや、ある。あります。ありますよね?
どうしてって、ニック・アダムス演じるグレンがX星で「キングギドラ〜‼︎(納谷悟朗さん熱演)」と感じを出して言うということは、その何年か何十年か前lに起きたであろう『地球最大の決戦』を知っていたということでしょう。
X星の統制官も「キングギドラの危機をゴジラとラドンの協力で回避したことは知っています。」とかなんとか言っちゃって〜。
木星の裏側からずうっと見てたんかい!
それとも「世界教育社」の社員となって日本で働いていた波川さん達に聞いたのですか?
この2本の映画の公開日は1年しか違いませんが、『三代怪獣』では宇宙円盤クラブという研究グループが、迷信を信じているような、ちょっと変わった人達として描かれています。
それが1年後の『怪獣大戦争』では、円盤?そりゃあるに決まってんでしょ!ってな感じです。(設定は196X年ですぜ)
宇宙円盤クラブの皆さんも明神湖にカメラ担いで駆けつけたのでしょうね。たぶん…。
『三代怪獣』のラストでモスラを見送ったゴジラとラドン。
それから?
ラストシーンで2匹がモスラを見送った場所はたぶん伊豆半島辺りですよね。
富士山麓から伊豆に行くまで、ずいぶん壊したんだろうな〜。
防衛軍:「キングギドラを追っ払ってもらったんでな〜、攻撃するワケにもいかんしな〜。」
『怪獣大戦争』では最初、ゴジラとラドンの居場所を誰も知りません。
ゴジラはどうやって人目に触れず明神湖へ、ラドンはどうやって鷲が沢の崖に潜ったのでしょうか?
モスラのお見送りが終わった後。
ゴジラ:「おいラドン、お前これからどうするんや?」
ラドン:「オレか? いい山見つけたんや! 鷲が沢や。寝心地良さそうな崖があるんや」
ゴジラ:「ああそうか。ラドン、前から思ってたんだけど、お前、どうやって穴を掘ってるんだ? 足でか? 翼か?無理だろ! まさかお前、口ばしだけで… 」
ラドン:「いや、あの、…細かいことは気にするな。ははは」
ゴジラ:「ところでラドン、夜中までここで休んだら、俺をつかみ上げて、ひとっ飛び、明神湖まで連れて行ってくれ。こないだみたいに」
ラドン:「バカ言うんじゃない!」
ゴジラ:「頼むぜ〜 メガヌロン50ぴきおごるからよ〜‼︎」
ラドン:「え!メガヌロン50ぴき! しょうがねえな、今回だけだぞ、約束忘れんな!」
そして人々が寝静まった真夜中の明神湖に、謎の、ドッボーンという音とが響き渡ったのだった。
って、誰にも見つからずに行けるワケないやろっ‼︎
後日談
X星で目が覚めたゴジラとラドン。
ラドン:「おいゴジラ、メガヌロンごじゅっ」
ゴジラ:「ほらほらまたキングギドラだぞ、いっちょうやるか」
ラドン:「おい!だからメガヌ」
ゴジラ:「シェーーーっ」
キングギドラ:「ラドンなんだか元気ねえな」
ラドン: ゴジラを指差して
「だってコイツが約束のメガヌロンごじゅっ」
ゴジラ:「シェーーーっ、シェーーーっ、シェーーーっ」
ラドン:「もう、お前と組むのやめる‼︎」