特撮映画の光線は、ゆっくり飛んでいく。
レーザー光線ってそういうものなのでしょうか?
とにかく嘘でも、かっこよければいいんです。
SF映画に出てくるような光線って実在するのだろうか?
日本特撮、SF映画の名作に不可欠なのが光線を使ったバトルシーンですよね。
『地球防衛軍』のマーカライトファープの光線、モゲラの目から発せられる光の塊、ミステリアンの基地からの光線、『宇宙大戦争』での光線バトル。
ウルトラマンのスペシウム光線など、SF映画に欠かせない『光線』。
もうアレが無くては特撮は成立しないと言ってもいいほどの特撮アイテムです。
しかしそのカッコイイ光線について、ふと疑問に感じたことがあります。
光線は光の速さで進むはずじゃないのか!
いわゆる特撮における光線は、文字通り『光』なのだから、本来なら光と同じスピードで、瞬く間に目標物にパッと照射されるはずなのですが、特撮映画では、「ウウィーーー」とかいうサウンドと共にビームが発射口から目標物に到達するまでが視覚的に確認できたりします。
まあそれがカッコよく、少年の胸を踊らせる訳ですが…。
光線が真っ直ぐ飛んでいかない!
『地球防衛軍』のマーカライトファープにしても、ミステリアンのドームから発せられる光線にしても、『サンダ対ガイラ』のメーサー殺獣光線車(メーザーはレーザーじゃないか)も、なぜか光線が真っ直ぐ飛んで行かないで、バリバリバリっと不規則な動きをしながら目標を撃破します。
心を捕らえられる面白いシーンです。
でも、あれだけの科学力があったら、光線は真っ直ぐ飛ばせんじゃないのか?なんて思ってしまいました。(それじゃつまんないだろってが⁉︎)
それらの光線兵器は、べつに「レーザービーム」とは言っていないので、波打ちながら照射されてもいいのか?そうだ、それでいいのだ。
あれは空気中の何か、電位差の様なものを吸収したり放電したりしながら飛んで行くから、稲妻のように波打つのだろう。そうだ!きっと…。www(学のなさ丸出しwww)
光線のシッポは見えるのか?
特撮映画に登場する光線の中には、光線の尻尾(切れ目)が見えるものがあります。
光線が光の速度(30万km/s)なら、光線の発射スイッチを切った時、人間の目には、パッと一瞬にして光の軌跡が消えなきゃおかしいはず。
光線の流れ飛んでいる様子を人は目で確認できるのか?
仮に特撮映画に出てくるような、可視光線ウェポンが存在したとしたら、秒速30万キロメートルの光線の軌跡の尻尾を人は目視できるのでしょうか?
光の速度は1秒間に地球を7回半回る速度という事を考えてみると…空を見上げていて、1秒間に空を、右から左に7回半、地平線から地平線まで短い光の帯が通過したとしたら、人の目は、光の尻尾を認識出来るのだろうか?1秒間に7.5回なら、光の軌跡が目で確認出来るのかも⁉︎無理か?
光線というよりプラズマ放電?
このへん、調べれば調べるほどチンプンカンプンになってしまいました。
ただ言えることは、メーサー車やキングギドラの出す、稲妻の様な光線は、光線じゃなくて、「放電の光」の様なものものと解釈しましょう。
だってキングギドラの引力破壊光線、あれが光線ならゴジラの体に当たってから、ゴジラの皮膚の上を横に這ったりしないですよね。
ギャオスの光線は超音波メスだから軌跡がゆっくり?
音波(超音波も含む)は光の速さより全然遅くて伝搬速度は約340m/sです。要は音速ってことです。
ギャオスの光線は可視化された超音波ってこと
初代ギャオスが口から出す光線は、「超音波メス」というらしいですが、あれも、光線の軌跡が切れて光の帯となって飛んで行きます。
あれは音波だからゆっくり飛んでいってもいいってことですね。といっても音速なのですが。
ちなみに『超音波メス』って現在は実在していて最新医療手術に使用されているんですよね
……すっ、すいません。(汗)特撮映画の光線に付いて語ってみましたが、私の学がなさ過ぎて、ここまでが限界です。しかしこれだけは言えます。
光線無くして特撮なし‼︎特撮無くしてSF映画なし‼︎